腰痛が長引くのは珍しいことではない
あなたは、これまでに
腰に注意を払っているはずなのに、腰痛になったことってありませんか?
(わたしは数えきれないほどあります)
腰痛を初めて経験すると、
たとえ軽度であれ、痛みがある不快さを痛感されると思います。
痛みがひどい場合、
日常生活のささいな動作でも制限を受けるので、
思わずイライラしてしまったり、
何をするにも恐る恐ると心も体も縮こまったような動きを強いられたりと、
家事も仕事もできず、心理的ストレスもハンパではありません。
なので、一度でも腰の痛みを経験した人は、
「もう、腰痛にはなりたくない! 」と思いますよね。
ですが、
実際は細心の注意を払っているつもりでも、
ほとんどの人は、腰痛を繰り返してしまうものです。
腰に何の配慮もしない場合、
は当然のこととしても
いくら気をつけていても、
看護や介護など、仕事柄やむを得ず重いものを抱え上げなければならない人や、
高い頻度で中腰での作業を強いられる職種の場合は、
治りかけの腰痛がまた悪化したり、
治りきらないまま、だらだらと腰痛が慢性化してしまう人もいます。
腰に細心の注意を払っている人は、
「こんなに気をつけているのにどうして?」
と納得がいかないかもしれません。
腰痛を繰り返す・長引くタイプとは?
腰に注意を払っていても
腰痛になる人もいるし、
腰痛にならない人もいます。
腰痛になるかどうかは人それぞれですが、
では、
腰痛の発症や慢性化には、何か他に要因があるのでしょうか?
実は、
どちらの場合にも発症に結びつく要因があります。
この記事では、
それらをふまえて、腰痛の予防・慢性化防止のコツをご紹介しましょう。
腰痛になりやすさチェック
まずは、
腰痛を抱えている人や腰痛を繰り返しやすいという人は、
以下の項目を確認してみましょう。
当てはまるものが多い人ほど、
腰痛がつづく生活が長引いたり、再発したりする可能性が高くなりす。
□ 両親のどちらかが腰が悪い
□ 運動はほとんどしない
□ じっと座っている、じっと立っている時間が長い
□ 無理に重いものを持ち上げたり、中腰を強いられる作業が多い
□ いつも疲れているか、休日は横になって過ごすことが多い
□ 1日を通して、無口で笑顔が少ない
□ 悩み事や心配事などストレスが尽きない
□ 考え事をしながら不用意に屈んだり、腰に負担を感じながら食事の支度をしたりしている
□ 考えるまえにやってしまう性癖がある
□ 無理を承知で力任せにやってしまう(性格的についカッとなりやすい)
腰痛に結びつくのはどんな場合?
上記の項目はそれぞれ腰痛に関連する生活習慣ですが、
腰痛になる人のほとんどには腰痛になるきっかけがあります。
ほとんどの腰痛には、
そうなる背景やきっかけがあります。
腰痛になるのはどんな時なのでしょうか?
それさえ知っていれば、再発を防ぐのに役立つかもしれません。
いくつか主な項目について解説していきましょう。
■ 両親のどちらかが腰が悪い
トップアスリートのルーツをたどると両親もやはり若い頃はトップアスリートだったという例は多いです。つまり、ヒトの運動パフォーマンスは遺伝的に決まっていて両親を誰にもつかでほとんど決まってしまうと言っても過言ではありません。私は病院勤務時代に国体選手のリハビリを担当したことがありますが、トップアスリートの場合、筋肉の質も関節の強度も回復力も一般人とは別物と言っていいくらい違いを感じた経験があります。みなさんの周りを見ても親が走るのが早いとその子供も親の若い頃を彷彿させる走りを見せたりしませんか。実はこの遺伝的要素は腰痛などの疾患についても遺伝することがわかっています。親のどちらかが腰椎ヘルニアだとその子供もヘルニアになる確率が有意に高くなります(わたしの家系もそうでした)。
■ 運動はほとんどしない
いきなり深刻な話をしてしまいましたが、腰痛が遺伝するからと言って、すべての人がそうなるという訳ではありません。遺伝以外の要因としては、職種や生活習慣の良し悪しで変わってきます。生活習慣とは、言わずと知れた「運動」「食事」「睡眠」のことです。特に多くの人が苦労するのが食事(食欲)のコントロールと運動の習慣化だと思います。肥満は腰痛のリスクになります。20代の頃に履いていたジーンズが履ける程度の体型をキープできるようになることが、腰痛にならないためのひとつの目標と言っていいでしょう。運動は、いわゆる筋トレだけでなく、膝抱え等のストレッチや早歩きや自転車こぎ(エアロバイク)のような軽く汗ばむ程度の有酸素運動が重要になります。ちなみに、有酸素運動は1日10分程度でも毎日やれば1週間くらいでお腹周りが引き締まって来るのが実感できるのでおススメです。習慣化のコツは早い段階で「成功体験」を味わうことです。
■じっと座っている・じっと立っている時間が長い
仕事柄や生活習慣により、あまり体を動かすことが無い、という人も多いと思います。
頭を支え、姿勢を安定させる役割を担う腰椎や骨盤にとっての大敵は「同じ姿勢を続けること」です。一定部位にどうしても負荷がかかります。特に椎間板性腰痛の場合、背を丸くした(骨盤が寝た)姿勢の持続は椎間板内の圧を高め椎間板周囲に分布する神経を刺激します。いすの座面の高さが体格に合っていなかったり、机の高さが低すぎても高すぎても腰にはよくありません。いすは足裏でしっかり体重を支えられるくらいの高さで、机はモニターを水平よりやや下向きで見れる高さにし、肘の曲がりが90度で自然にキーボードが打てるくらいの高さに調整しましょう。
■1日を通して、無表情で笑顔が少ない。
楽しいことがなければ敢えて笑う必要もないかもしれませんが、笑顔は筋肉をリラックスさせる効果があります。腰の筋肉も楽しい時間を過ごすことでリラックスします。腰痛を繰り返しやすい人は、笑顔が増える時間を過ごせるようにすることも、腰痛予防効果を上げるポイントになります。
■悩み事や不安を抱えながら過ごすことが多い
悩み事は誰にでもあることかもしれませんが、ヒトはその悩み事を考えただけで、交感神経が優位になるので体に緊張が走り、血管も収縮し筋内の血流もよどみ腰椎を支える筋や頭を支える首や肩の筋が疲労しやすくなります。肩こりや腰痛はストレス反応のひとつです。なるべく頭の中はリラックスさせて過ごしたいところです。
■考え事をしながら不用意に屈んだり、腰に負担を感じながら食事の支度をしたりしている
考え事をしている時、腰には注意を払うことができていないことが殆どです。
考え事をしながら不用意に屈んだり、腰に負担を感じながら食事の支度をしたりしていると、腰を支える筋力が低下するため、腰椎は無防備な状態に晒され負荷をまともに受けることになります。
腰痛を長引かせないための3つのポイント
上記のチェック項目と解説をもとに考えてみると、
腰痛を長引かせず、早く治るためのポイントが見えてきます。
それは以下の3つです。
- 同じ姿勢や動作を繰り返すことが多い人は、適度に全身を動かすようにしましょう
- できるだけストレスを解消して、笑顔で過ごせように1日を愉しみましょう
- 机といすの高さを自分の体格に合うように調整しましょう
いかがだったでしょうか?
デスクワークが仕事の方は、
新型コロナの影響で、在宅ワークなどで長時間座り続けることにより腰痛が出現したり、感染やワクチンの後遺症への不安やストレスで腰痛が長引いているいる人も少なくないでしょう。
肉体労働が主な仕事の方は、
腰への負担を減らすことが大事ですので、体重の4割以上のものは一人で持たない、前屈みの作業にならないようにするなど気を付けて下さい。
この記事が、
1ミリでもあなたの未来を変えるきっかけになれば幸いです。