画像検査で痛みの原因がはっきりしない腰痛の原因(その1)
レントゲン検査など画像検査をしても痛みの原因がいま一つはっきりしない腰痛(これらの腰痛を業界では、「非特異的腰痛」と言います)のひとつに、椎間板性腰痛があります。
自分の腰痛がどのタイプかを知ることは、
問題解決の第一歩になります。

慢性腰痛 の40%程度は椎間板性疼痛が関与している。
特にスポーツ選手はスポーツによる過度の繰り返しの負荷のため、椎間板が変性しやすく、最近は若年者でも椎間板性腰痛が多い。
髄核は水分の多いゼリーのようなゲル状のもので、弾力性に富んでいます。椎間板に圧力がかがると、髄核と線維輪が等分に分担して支えます。
しかし、髄核の水分が少なくなって弾力性がなくなり、椎間板は強さを失い、つぶれてきます。
これが「退行変性」と呼ばれる老化現象です。

椎間板性疼痛のメカニズム

①椎間板線維輪表層、前縦靱帯、後縦靱帯およびその周囲組織には、椎骨洞神経と交感神経交通枝の神経終末が分布する。
②椎間板が損傷を受けると炎症を起こし、さらに修復をおこなうために、血管と線推輪の外側に存在する椎骨洞神経が椎間板内に伸びていき、椎間板内の炎症に反応し、痛み情報を脳に伝える。
椎間板の変性を加速させるメカニカルストレスとは?

ここでは、随核の動きに注目して下さい。
運動と反対方向に随核が移動する様子が確認できます。
ヒトの椎間板は、構造的に後方部分が薄く、弱く出来ています。
前屈により椎間板の内圧は上昇し、過度な場合、椎間板の後方に亀裂や炎症を生じさせます。
また、加齢により、髄核や繊維輪の水分が減り、「変性」し、ショックの吸収能力を徐々に失っていきます。
さらに前述の椎間板の「前屈」や「捻れ」などのメカニカルストレスは椎間板の変性を加速させ
やがて、慢性的な痛みを引き起こす原因となる。